こんにちは!ころです!!
やっと、「かんぽ生命 presents ドリームメーカー4 〜望海風斗 夢をあつめて〜」を観ました。そこで感じたことをお話していきたいと思います。
男役の枠を超えた挑戦
望海風斗さんのために書き下ろされた曲。「夢をあつめて」。
ナオト・インティライミの才能
楽曲提供は人気アーティスト、ナオト・インティライミさん。
とにかく、この番組を見て感じたのは、ナオト・インティライミさんのプロデュース力の高さ。新しい望海風斗さんの魅力(歌声)を引き出す力が、すごいな!と。
【どこまでタカラヅカを離れられるのか】この歌を完成させるにあたって、ナオト・インティライミさんが 最もこだわったところだと思います。
望海さんが、初めてレコーディングの場で、ナオト・インティライミさんに歌を披露した時、もう‥すごく色っぽくて、かっこよくて優しくて完璧でした。誰が聞いても最高だな。と思える歌声でした。
ナオトさんも、望海風斗さんの圧巻の歌声に「歌ヂカラがすごい!」と絶賛していました♡このまま、すんなり 望海風斗の歌声はすごいな〜という雰囲気で、レコーディングは終わっていくのだろうなぁと思っていました。
ですが、ナオト・インティライミさんが作詞作曲をされた、『夢をあつめて』に求めるものは、普段の男役 望海風斗の歌声ではありませんでした。
やはり、作詞をされる方だけあって、言葉選びがとても上手。望海さんに求めるものを伝える時の言葉が、すごく分かりやすくて 心に響く…
“個人的”に歌って欲しい。自分のこの人生や、夢見てきたことや、これからどうなっていこうっていう夢を投影して、個人的に歌うことが、自動的にいろんな方への共感の歌になる。
表現として、「しゃくり」や「ビブラート」を無くそうと思えば無くせる。ここはあえて付ける、あえて付けない。ってすると、歌の表現の幅が格段に上がる。
さすがだな〜‥と、ひたすら感心しました。
他にも‥薄く歌った方が今っぽい。Aメロは無感情でいい。望海風斗の新境地を見たい。脚色のない素の声。などのアドバイスをされていました。
宝塚男役から離れた望海風斗。望海風斗1人の人間の歌として「夢をあつめて」を歌って欲しいという想いが伝わってきました。
歌と向き合う望海風斗
歌唱力抜群の望海さんですが、きっと、宝塚のお稽古でもこのように様々な歌と向き合って、日々お稽古されているのでしょうね♡
17年間男役を極め、トップスターとして活躍されている望海さん。男役として積み上げてきたものがたくさん身についています。
男役としてのかっこいい発声や歌い方もその1つでしょうね。いろいろ研究し習得して様々なことをどんどん取り入れることで、かっこいい男役を作り上げてきたのだと思います。
今回はその男役を脱ぎ去った 望海風斗 としての歌声が求められていました。
歌うと男役になる。と望海さん本人もおっしゃっていましたが、もうその歌い方が望海さんの日常なので当然だろうなと思います。
実際、望海さんの歌声を劇場で聴くと、身体全身に響いてくる、力強く心地よい歌声です。身体全体をつかって声を出し、劇場の空間を埋めるように歌っているとおっしゃっていました。
舞台の歌は、染み付いたものとか、今まで習得してきたものがあるので、いまでは割とすんなり歌えるようにはなってきているけれど
やっぱり何か新しいことに挑戦するときはすごく時間がかかるんだってすごく実感した。苦労している一面も見てもらえたらいいかな。
と、望海さんがおっしゃっていましたが「夢をあつめて」のレコーディングは本当に細かいところまで、歌い方や歌うテンションまでにこだわって、すこし苦戦するような場面も見られました。
よりシンプルで、新鮮な創らない人間味のある 歌い方‥どれだけ男役をすてて 歌うことができるか。それが求められていました。
身についた歌い方を変えて、なおかつレベルの高い歌を求められるので、大変だったかと思います。
ですか、たくさんの要望を受けても望海さんは「なんだか楽しくなってきた」と、新しい自分を見出すことを楽しんでいました♡
さすがだなぁ‥望海風斗さん。
どんどん男役 望海風斗ではなく、望海風斗という1人の人間としての歌声に変化して、すごくシンプルに削ぎ落とされた素の望海さんの声になっていました。シンプルなのに洗礼されて、余計心にささるものがありました。
いい意味で力の抜けた歌声に、人間味溢れる望海風斗を感じました。
この素敵な歌は、こんな努力があって完成されたのだな‥と。改めて尊く思いました。
今までにない、望海風斗さん。また表現の幅が広がり、進化が止まらない望海風斗さん。本当に尊敬します。
望海風斗の偉大さ
ドリームメーカーを見て、なんかもう‥急に悲しくなってきてしまいました。望海風斗さんの偉大さを改めて感じた番組でした。
なんだか、すごく感動して泣きそうになってしまいました。「夢をあつめて」の歌詞がすごくささりますし、望海さんがレーコーディングに挑む姿がすごく尊くて、退団してしまうことを改めて実感しました。
「希望の海」「ずっとこのままでいられたなら、だけど、さよなら」「未来でまた会おう、笑って、きっと、笑って」など、他にもたくさん‥
ナオト・インティライミさんが、望海風斗さんのために書き下ろした歌詞が、最高すぎて。望海さん退団を考えると余計に歌詞が心に響いて‥寂しくなりました。
明日海りおさんが、ショー『BEAUTIFUL GARDEN』で歌っていた「ETERNAL GARDEN TAKARAZUKA」明日海りおさんの為の曲。大好きな曲です。あの歌詞を聞いた時に退団が近いのだな。と悟った時の心のざわつきを思い出しました。
89期生トップスターの2人がすごく大好きでしたので、改めて望海さんの退団を意識したことで‥喪失感を感じています。
私の中でトップスターとしてすごく偉大な存在である89期さん。2人とも男役をこよなく愛し、高い技能を持っているにもかかわらず驕らず、常に向上心を持って高みを目指し続ける姿は 同じ女性として尊敬しかありません。2人が作り上げる洗礼された舞台が本当に大好きでした。
こんな素晴らしい人に、やめて欲しくない!!と言うのが1番の想いですが、限りあるからこそ美しい。のでしょうね。
男役 望海風斗の最後の日まで応援していきたいと思います。そして、どうかコンサートだけは実現して欲しい。どのような形でもいいので‥。
あんなに素晴らしい歌を、お客さんの前で披露せずに退団してしまうのは悲しすぎます。
おわりに
ドリームメーカー4の最後のナレーションに、すごく共感しましたのでご紹介。
宝塚歌劇の長い歴史の中でも、屈指の歌唱力を持つと称される望海風斗。それは、持って生まれた才能をどこまでも磨く向上心がつくりあげたものだ。これから先の彼女の活躍がますます楽しみである。
本当にその通りですよね♡♡
最後まで読んでくださって、
ありがとうございました!!!